この記事でわかること
- KAST・Tria・RedotPay、日本人が実際に使えるのはどれか
- 手数料・還元率・対応トークンの実態比較
- それぞれどんな人に向いているか
- 2026年時点で日本人に一番おすすめなのはどれか
日本在住の方には、現時点でKASTカードが最も現実的な選択肢です。
理由は後で詳しく説明しますが、一番大きいのはRedotPayが日本を請求先・郵送先住所の非対応国にリストしているという点です。「使えるかもしれない」ではなく、公式に制限されています。Triaは日本での使用報告がある一方、KYCの安定性という面では不確実な部分が残ります。
3サービスを横並びで比較した上で、それぞれの向き不向きを整理していきます。
スペック早見表
| 項目 | KAST | Tria | RedotPay |
|---|---|---|---|
| カード種別 | Visaデビット | Visaデビット | Visaプリペイド |
| 日本KYC対応 | ✅ 対応済み | △ 一部報告あり | ❌ 請求先住所非対応 |
| バーチャルカード | 無料(Kカード3ヶ月) | $5〜(ティア別) | $10 |
| 物理カード | 有料・申請制 | 有料・ティア別 | $100 |
| 対応トークン数 | USDC・SOL・ETH・BTC等 | 1,000種以上 | BTC・ETH・USDT・USDC等 |
| カストディアル | カストディアル | ノンカストディアル | カストディアル |
| ドル建て手数料 | 0% | 0%(公称) | 1% |
| 外貨建て手数料 | 約2% | 0〜3%(規約ベース) | 2.2% |
| ポイント・還元 | 3〜10%(ポイント) | 1.5〜6%(ティア別) | なし(キャンペーン時のみ) |
| 独自トークン | ✅ TGE 2026 Q2〜Q3 | ✅ TRIA(既にTGE済み) | ❌ なし |
| Apple/Google Pay | ✅ | ✅ | ✅ |
| ATM出金 | 非対応 | 非対応(予定) | 対応(手数料2%) |
KASTカード:日本人向けとしての完成度が高い
KASTの一番の強みは、日本のKYCに正式対応しているという点です。パスポートやマイナンバーカードで本人確認が通り、登録から当日中にバーチャルカードを発行できます。
手数料面では、ドル建て決済なら0%というのが地味に大きいです。海外のサービス・サブスクや海外旅行中の決済をよくする人にとっては、実質的なコストがかなり下がります。Amazonのドル建て設定と組み合わせると日常的な買い物にも使えます。
還元率は3〜10%とカードのランクで変わります。Kカードの無料期間中でも基本的な還元は受けられるので、試しながら判断できるのがありがたいところです。
2026年Q2〜Q3に予定されているTGEについては、今から使い込んでいると有利になる可能性があります。ただポイントの実際の価値はTGE後の市場次第なので、そこは過度に期待しすぎない方がいいと思います。
向いている人:日本在住で手軽にクリプトカードを試したい方、Solana・USDCを日常的に使っている方、TGEを前に今から使い込んでおきたい方
Triaカード:技術的には最も先進的
Triaの差別化ポイントはノンカストディアルであるということです。KASTやRedotPayは入金した資産をサービス側が管理するカストディアル型ですが、Triaは決済の瞬間まで自分のウォレットに資産が残ります。「取引所に預けたくない」という考え方の人には一番フィットするサービスです。
対応トークンが1,000種類以上というのも圧倒的で、BTCをそのまま使えるカードとしては数少ない選択肢のひとつです。BestPathというAIルーティングエンジンがガス代を最適化してくれるので、手動でブリッジや両替をする必要がないのも便利なところです。
一方で気になる点もあります。1:1のコラテラル(担保)が必要なため、カードの利用限度額は常に預入資産の範囲内になります。また還元率はティアによって1.5〜6%とKASTより低めで、TRIAトークンについてはSeason1の報酬が約束通り付与されなかったという報告もあります。
日本でのKYC通過については、できたという報告はあるものの、公式に日本対応を明記していないため安定性という面では不確実です。
向いている人:ノンカストディアルにこだわる方、DeFiをヘビーに使っていてマルチチェーン対応が必要な方、BTCをそのまま決済に使いたい方
RedotPay:日本では使いにくい現状
RedotPayは350万人以上のユーザーを抱える老舗サービスで、プロダクトとしての完成度は高いです。高額決済の上限が月100万ドルと他サービスより圧倒的に大きく、ATM出金にも対応しているため、大きな金額を動かしたい層には選ばれています。
ただ日本在住のユーザーには現状かなり使いにくい状況です。公式の対応国リストを見ると、日本は請求先・郵送先住所の非対応国に明記されています。カード自体を使えても、日本の住所での物理カード申請や一部機能に制限がかかる可能性があります。
また、ポイント還元やキャッシュバックが基本的になく、あるとすれば期間限定のキャンペーン程度です。手数料も外貨建てで2.2%とKASTより若干高く、純粋な使い勝手のコスパは3サービス中で最も低いという評価が多いです。Trustpilotのレビューでは返金対応の遅さへの不満も散見されます。
向いている人:大額決済やATM出金が必要な方(ただし日本住所での制限あり)、シンプルに使えればいいという方
日本人向けの結論
改めて整理するとこうなります。
| こんな人に | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| まずクリプトカードを試したい | KAST | Kカード3ヶ月無料・日本KYC安定 |
| ノンカストディアルにこだわる | Tria | 自己管理を保ちながら決済できる唯一の選択肢 |
| SOL・USDCメインで使う | KAST | Solana特化・入金が速い |
| 1,000種類のトークンに対応してほしい | Tria | マルチチェーン対応で圧倒的 |
| TGEのエアドロを狙いたい | KAST | これからTGEなので今が仕込み時 |
| 日本在住でRedotPayを検討している | KAST | RedotPayは日本住所が非対応 |
よくある質問
RedotPayは日本で完全に使えないのですか?
公式の対応国リストでは、日本は請求先・郵送先住所の非対応国に含まれています。アカウント自体は作れる可能性がありますが、一部機能に制限がかかるリスクがあります。日本在住の方はKASTかTriaを検討した方が安全です。
TriaのTRIAトークンはKASTより有利ですか?
TRIAはすでにTGEが済んでいます。ただSeason1の報酬について期待通りの付与がなかったという報告があり、エアドロへの期待値という意味ではKASTの方が今から仕込める分だけ面白い状況にあると思います。
3つのカードを併用することはできますか?
できます。ただKYCや規約の関係でそれぞれ別のアカウントが必要になります。まず1枚で試してから必要に応じて追加するのが現実的な使い方だと思います。
手数料が一番安いのはどれですか?
ドル建て決済ならKASTとTriaがともに0%を謳っています。外貨建て決済ではKASTが約2%、RedotPayが2.2%、Triaは規約上では最大3%とされています。ただしTriaはスプレッドの扱いが不透明な部分もあるので、実際の使用感は人によって異なる可能性があります。






